ー 綿を育てて 紡いでいます ー 不耕起・草生、無農薬・無施肥で栽培、紡いだ糸で編んだり織ったり、織り布で服を作ったり…の記録です


by wataitoya
つむぎくらべ」に続いて考察っぽいものシリーズ第2弾です。手紡ぎの糸の太さは何で決まるか。基本的に、繊維の太さ・繊維の量・繊維のコシの三要素で決まると考えています。

c0228804_13160771.jpgまず繊維の太さは、綿の場合、見た目肉眼ではわかり難いですが、触ると何となく判るかもしれません。

一般的に和綿・アジア綿は太めと言われているようですが、画像や数値などのあるサイトが見つけられませんでした。残念。

昭和57年発行『木綿の本・読売新聞社』には、デシ綿(いわゆる和綿もこの仲間)は3~4デニール、海島綿には1.1デニールのものもある、と記載がありました。

1枚目の画像は自分で撮影してみたものですが、光の加減などもあってよくわかりません。画像左が和綿の白で、右が洋綿の緑(画像は全てクリックで拡大)。
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そして繊維の量。本数・密度です。単純にたくさんの繊維を撚りあわせれば、糸は太くなりますが、繊維の量が少なくても、繊維のコシが強ければ、低密度で、ふんわり空気をたっぷり含ませた、見た目太い糸を紡ぐことは可能です。

で、その繊維のコシですが、私は繊維自身の天然の撚りの保持力の強弱という意味でコシが強い弱いという言葉を使っています。少し違いますが硬いとか柔らかいというほうが伝わりやすいかもしれません。髪の毛みたいな。

繊維の量とコシについては、以前のこちらの記事も参考になるかと思います。
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緑綿は繊維のコシが和綿に比べ弱く、なかなか和綿のようにふんわりした糸にするのが単独では難しいです。コシも撚りも和綿より弱く、繊維自体が細いためもあり、紡いだ糸が細くなりやすい。

繊維自身が柔らかいために、それほど固いという印象を受けないかもしれませんが、詰めこまれている感じはわかると思います。

更に細かいことを言えば、繊維にヌメリのような感触があるために紡ぎ難さを感じ、それが紡ぐ太さに影響することもあります。私は緑でふんわりした軽い糸が欲しいときは、和綿を混ぜて紡いでいます。



というわけで、太目のふんわりした糸が紡ぎたいという方には、繊維の太さとコシの強さという点から和綿をお勧めしています。でも紡ぎ方も、好みの糸も人それぞれなので、自分でいろいろ試してみるといろいろ気づけて楽しいかと思います。

ちなみに繊維の長さは太さに影響するかですが、短い場合、太さへの制約にはなるかと思います。その繊維の長さより円周が長い糸は、たとえ紡げても、あまり実用的でないかな、と。手打ちうどんやミニクロワッサンみたいな糸(?)も紡げないことはないけどね(汗)


ヘンな言葉を使っていたりや抜けている点もあるかもしれません。ご指摘いただければ幸いですm(_ _)m










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# by wataitoya | 2018-07-11 20:40 | <コラム・考察風> | Comments(0)
c0228804_12244024.jpg画像は緑綿と藍。先日の和綿の記事に続き、こちらも花芽をつけました。

藍もよく育ってます。でも多分また今年も自分では使わないから、欲しい人がいらしたら、差し上げられますよ~。そんなにたくさんはありませんけど(汗)
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2枚目の画像はベランダの2年目の緑。小さいのにこちらも花芽を発見。奥にあるのは今年播いた緑綿。大きさは2年目と同じ程度だけど、こちらは花芽の気配ナシ。

2年目の新芽が見られたのもずいぶん遅かったのに、成長が早い。2年目ならではの根の量の差でしょうか。。


綿にはこの暑さも必要なのでしょうが、私は夏が苦手。せめて朝晩は涼しいところに住みたいなぁ。









 



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# by wataitoya | 2018-07-10 12:57 | 栽培記録 | Comments(2)
c0228804_12275810.jpg前回畑に行った3日後くらいから急に暑くなり始めて、なんと梅雨明けしてしまった。雨が足りないまま、風も強く、日差しも強く。今年も綿にはなかなか厳しい天候になるのかな。

風で葉がぼろぼろになっていないか、傾いていないか、強い日差しで枯れていないか、いろいろ心配しながら行ったけど、それほどひどいことにはなっていなくて一安心。蕾がつきはじめた株もいくつか。

まだまだ大きくしっかり育って欲しいけど、それにはもっと雨が必要。花が咲き始める前に降ってくれ~!





 

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# by wataitoya | 2018-07-04 13:36 | 栽培記録 | Comments(0)
左が緑綿、右が和綿の茶。どちらも4月下旬から5月中旬までに播種した苗だと思います。約10~20cm。肥料を入れたりビニールマルチをしている方々の畑ではもっと大きくなっているかもしれませんね。
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今年は梅雨らしい梅雨。雨が頼りなのでありがたいです。雑草もよく育ってくれてます。畦も土がふかふかで、足を踏みいれて固めてしまうのが申し訳なく感じるくらい。あんまり畑に行かないほうがいいってことかな?(汗)




 



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# by wataitoya | 2018-06-21 20:43 | 栽培記録 | Comments(0)
c0228804_13293080.jpg少し間が空いてしまいましたが、畑に行っては写真を撮り忘れているもので(汗) でもとりあえず綿たちはそれなりに順調なようです。

地機布12も、次回に課題を残しつつ整経を終え、もう今は織り始めています。

今回使用した筬も、自分で適当に組み替えた50cm巾で4羽/1cmくらいの竹筬。
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竹筬は、たいてい「筬がまち」という、筬を囲って保護するような道具にセットして打ち込んだりするものらしいのですが、着尺巾なので、自作の竹筬にはあいません。

筬がまちも自作を考えていましたが、今回はとりあえずL字型の木材を買ってきて輪ゴムと紐で結んだりしてごまかしています。なので画像はナシです。。








 

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# by wataitoya | 2018-06-15 14:01 | 製作記録 | Comments(0)
c0228804_18594682.jpg早朝、畑で作業して、帰宅後、落ち着いた11時ごろから経糸の糊付け。

午後のベランダには日が当たらないけど、湿度も下がって風も吹いて、夕方になる前にしっかり乾きました。

糊の濃度も丁度いい感じで、ムラもみられず、糸もよくさばけて、解すのもいつもより楽。この調子で進められるといいのだけど、この後の整経では、いままでとは少しちがう方法にするつもり。うまくいくか、とりあえず実験。




 

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# by wataitoya | 2018-06-01 19:29 | 製作記録 | Comments(0)
画像は昨年ベランダで栽培した和綿の木(左は洋綿かも?(汗))。細くて小さくて枯れてるだろうと思っていたら、最近になって芽が出てきました。画像を撮影したときはアブラムシがついてたけど、雨の後には見当たらず。雨で洗い流されたのかも。
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ベランダで5年目になるはずだった洋綿の木は動きが無く、やはり今年の冬は厳しかったよう。どんぐりから育てていたクヌギも一本枯れてしまったし、街路樹の実を拾って育てていた名称不明の涼しげな葉の木も、一本は新芽が出てこないままで、少しベランダが寂しい。この二年目の綿たちはどこまで育ってくれるかな。






 

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# by wataitoya | 2018-05-24 17:58 | 栽培記録 | Comments(0)
c0228804_12405497.jpgぜんまい綿入りの糸を紡いだり細い糸を紡いだり、紡ぎくらべをしたりしつつ、次に織る布のための糸紡ぎもしておりました。

一昨年から残っている白混じりの緑綿と昨年の分。緑綿はコシが弱くて、どうしても糸が細く細くなりがちだけど、できるだけふんわり柔らかく細くなりすぎないように紡いでいます。
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計算したらまだ少したりなかったので、昨年の緑の薄い部分と白い綿を、ざっくり混ぜて紡ぐためにカードがけ。

緑一色より、白が入るほうが、どちらの色も映えて好きなのです。




 

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# by wataitoya | 2018-05-20 13:13 | 製作記録 | Comments(0)
c0228804_19361482.jpg前回前々回に播いた所で発芽していない(又は虫に喰われたり枯れたりしている)場所に、追い播き。

前回播種から約2週間経過して、普通ならほぼ発芽しているのでしょうが、私は浸水もしないし、今回は数日涼しいというより寒い日もあったので、まだこれから発芽してくるものもあるかも。なので、控えめに播いてきました。

もう一度10日後ぐらいに追い播きして、それで最後。実家の種まきは今週。

ここ数年はこんな感じで播種日をずらしているので(&株間を開けて一粒播き)、ほとんど間引きせずに済んでいます。

画像は4月19日播種の緑綿。



 



 

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# by wataitoya | 2018-05-13 21:45 | 栽培記録 | Comments(0)
綿の糸紡ぎは2008年にスピンドルで習って、半年後ぐらいにチャルカを購入、回しすぎで肩が痛むようになり(汗)、足踏み式の紡ぎ車を購入したのが2012年でした。回転比を大きくして紡いでいましたが、チャルカで紡ぐ糸と同じように紡ぎたくても違う糸になります。このことを少し明確にしたくて紡ぎ比べてみました。あくまで今現在の私の場合の覚書です。
c0228804_15484324.jpg左)スピンドル    約1,010cm/1.4g
中)足踏み式紡ぎ車(2)約1,050cm/1.4g
右)チャルカ     約 960cm/1.4g

インドのオーガニック綿、シートで購入した綿をできるだけふんわり、強度はあまり気にせず、太目の糸を目指し紡ぎました。

1枚目の画像(クリックで拡大)は撚り止め後で、二枚目の画像は撚り止め前。紡いで綛あげしたあとの姿。いつもはチャルカで紡いだら錘のまま撚り止めしますが、今回は比較のため撚り止め前に綛上げしました。

足踏み式紡ぎ車(2)は、(1)より、撚りが強くなりすぎないよう、細くなりすぎないようゆっくり紡いだ糸。そんな気をあまり使わずに紡いだ(1)の糸は、約1,340cm/1.4g。
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スピンドルは、タクリのように下に置いて回したり、常に支えながら撚りをかけるのでなければ、つまりスピンドル自体の重みを糸に負担させる紡ぎ方をしている場合、少なくとも重力に耐えるための撚り加減になっているはず。紡ぎ始めと、糸がたまってきた頃では少し違う撚り加減になるかも?この糸は綿工房さんの星型スピンドル(19.4g)で支えたり吊るしたりして、撚り加減を調整しながら紡ぎました。

チャルカは(和式の糸車も)構造上は特に負荷がかからないため、このなかではいちばん撚りの弱い糸、柔らかい糸、繊維密度の低い糸を紡ぎやすいのではないかと思います。特に和綿のようなコシの強い繊維なら、たっぷり空気を含む糸にしやすいのではないかと。もちろん追撚すれば
撚りの強い糸もできます。それはどの道具でも一緒。

紡ぎ車は紡ぎながら同時にボビンに巻き取るために、ボビン側から糸を引く力が働くので、少なくともその力に対抗できるだけの撚り加減になると思います。また、車を止めてもボビンは惰性でしばらく回り続けるので、チャルカやスピンドルに比べ、回転をコントロールしにくく、撚り加減が不安定になりやすいかと。一応そこは気をつけながら紡ぐようにしているので、チャルカ等には及ばないまでも、ある程度安定して紡げているとは思いますが…。

見た目の印象であってハッキリ数値に表せませんが、一番上の画像で紡ぎ車の糸は両隣より少ーし細めに見えます。両隣とほぼ同じ長さ・重さなので、番手もほぼ同じなのですが。以前番手について書いた記事のように、糸を構成する繊維の密度が違うのではないかと考えられます。両隣に比べ若干柔らかさは劣るかもしれませんが、繊維が詰まっていて、丈夫さは優る糸とも言えますね。

道具によって変わる撚り加減について、とりあえず簡単に、現在のところの覚書でした。









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# by wataitoya | 2018-05-10 00:00 | <コラム・考察風> | Comments(0)