ー 綿を育てて 紡いでいます ー 不耕起・草生、無農薬・無施肥で栽培、紡いだ糸で編んだり織ったり、織り布で服を作ったり…の記録です


by wataitoya

在来種って?ー変化する植物ー

(HPより編集転載)


いわゆる「在来種」という言葉の定義は曖昧で、ヒトの都合で決められていると思います。たとえば在来種の定義が「その土地で数十年生存してきた」でよければ、外来種として敵視されているものが随分減りそうです。逆に数千年と言われれば、現在いわゆる和綿といわれているものも、元々は日本に無かった、外来種だといわれてしまうかも。

綿栽培が始められた頃は、まさに外来種だったのでしょうが、当時のヒトにとって有用な綿は、現在のいわゆる外来種のような扱いは受けなかったと思います(まあ、もともと勝手に繁茂する雑草タイプの植物ではないので、有用でなくても影響はさほど大きくはならなかったと思いますが)。


様々な人の様々な価値観で定義づけられた「在来種」という言葉に、私は特に価値を見出せません。元々どこから来た種で、どの土地で何年、どのように栽培されてきたかというような、具体的な情報の方がずっと重要なのです。

私の栽培している和綿は松江の親戚から譲られたものなので元々は伯州綿と思われますが、譲り受けた時と、数年関東で栽培した後で、繊維の質が変わったように感じます。今はもう関東綿とでもいったほうがいいかもしれません。
c0228804_19222625.jpg和綿には様々な栽培地ブランドのようなものがあるようです。元々日本にやってきた少量のタネが、大島・会津・弓ヶ浜などそれぞれの土地でそれぞれの特徴を持つに至ったのか、もしくはその地域ごとに別々のルートから輸入されてきたのか、本当のところは判りません。ですが、その特徴はその土地で栽培されてきたゆえのものではないでしょうか。その特性はいまも確かに引き継がれているのでしょうか。

​守りたい品種特性があるのなら、同じ土地で、昔と同じ環境で、昔ながらの栽培方法で育てる必要があるのではないかと思います。私は実際にいくつもの和綿を育てて比べたことは無いので、特性をそのまま引き継げるのか、ある程度変化していくのか、遺伝子レベルで変化するのか、正確なことはわかりません。でも、植物は植物自身にとって都合の良いように変化していくのは確かでしょうから、私はできるだけそれに任せたいと思っています。








[PR]
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by wataitoya | 2017-10-01 00:00 | <コラム・考察風> | Comments(0)